南相馬市民が放射能汚染水処理組合を設立

2012-05-16

放射能汚染水処理組合
福島県南相馬市でも比較的放射線量が高い原町区高倉地区住民の皆さんが、除線で生じる汚染水の処理を進めようと「放射能汚染水処理事業組合」(管野秀一代表)を発足させました。

「放射能汚染水処理事業組合」のメンバーは、同地区の自然体験施設「ハートランドはらまち」あやめ園の地権者11人で構成され、放射能汚染水から放射性物質を除去する技術は、東京工業大学原子炉工学研究所有富研究室とNPO法人再生舎が支援します。

「放射能汚染水処理事業組合」は、除染に使った水による環境汚染の拡大を防ぐとともに、放射能汚染水浄化装置の貸し出しや汚染水の処理引き受けといった事業化も視野に入れて運営される予定で、同組合の管野理事長は「除染につかった水をそのまま放流すると下流域に汚染が堆積しかねない。適正な処理で復興を目指そう」と語っています。

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